
タイトル通りなのですが、やってしまいました。
交尾不能♂になってしまいました。
羽化後5か月経過の♂
2018冬よりブリードしているのが下記ですね。
♀65 mm:OAKS T115RT×T117
このラインで現在までに40頭ほどの幼虫が取れています。
ここで使用していた♂をさらに3頭の♀と交尾してもらおうと思っていました。
Amazonico♀との交尾
最初にAmazonico血統の♀との交尾を決行したところ、見事に交尾が失敗、生殖器が全く挿入できない事態になりました。
原因
原因は右後ろ脚の麻痺ですね。前脚は元気なので大丈夫そうに思うのですが、どうもバランスが取れないらしく全くダメです。
ヘラクレスは交尾状態になると♂が立ち上がるような姿勢になりますが、その状態に一切持って行けない感じですね。
ブログ含めネット情報では前足が健康であれば交尾は問題なくできるという書き込みが多かったのですが、1日掛けてあれこれトライしてもダメでしたので個体によってはダメな個体もいるようです。
対策
対策として、♀を手で押さえてみたり、♂のオシリを手で押してみたりと、色々サポートしてみましたが全く効果なし。
考察
今回不能になってしまった♂は羽化後5か月ほどの個体です。ヘラクレスの寿命は一般に半年から1年程度と言われていますのでまだまだイケると思っておりました。
しかし、個体によっては今回のようにフセツの麻痺などが出てしまい交尾に使えないという状況は普通に発生する事がわかりました。
羽化から大体2ヶ月とか3か月くらいで後食する事を考えると、交尾に使える最高の状態というのはけっこう短い期間であるという事ですね。
この限りではないですが、交尾に最高に適した期間というのを♂♀共に合わせることを意識するのも重要だと感じました。
♂を急遽お迎え
現在交尾を可能な即ブリの♀が下記3頭用意されています。
・Amazonico血統
・OAKS T117-No. 126
・OAKS T115-T117
これをみすみす無駄にするというのはさすがに納得できませんので、急遽別の♂をお迎えする事になりました。
お迎えする♂の条件としては、下記をあげました。
②不能となった♂よりもサイズが大きいこと
③後食を開始(できれば開始から2週間ほど経過)していること
①については大型血統を作出する上では身元がわかっているという点は重視したかったですね。すごい有名血統とかである必要はないのですがちゃんと出所がわかっているという点を重視しました。
②はせっかくなので大きいサイズ個体でペアリングしたかったという感じですね。予算もありますので170mmオーバーとかの超大型とかは視野に入れていません。
③が一番大事で、先にも書きましたが我が家にいる♀とのタイミングが一番大事ですのでまず後食を開始しているというのは絶対条件でした。なるべく早いタイミングでペアリングに持って行きたいですので、ここはポイントですね。
リバーフィールドさん×HiroKAさん 由来血統の♂
そして今回迎えたのが下記の個体になります。
サイズ :150mm
後食日 :1/13
サイズはそれほど大きくはないですが、後食開始のタイミングと血統背景については良い感じです。
ブリーダーの方も詳細な情報を開示してくださる方でしたので信用できると感じました。
残りの3♀については基本、この♂を掛け合わせようとは思いますが3月の大宮KUWATAイベントにて即ブリの魅力的な♂に出会った時はどうなるかわからないです(笑)。
血統的にも大きさ、太さ、どちらの要素も表現型としては持っていると思われます。
あとは累代やアウトブリードによって表現型をある程度固定できれば嬉しい限りです。
スタートの血統背景としては申し分ないかと思います。
後食開始から既に2週間ほど経過していますので、1か月とちょっと経過した時点で♂の様子を見てバンバン飛んだり、暴れまわっているようでしたらペアリングへ移行しようと思います。