
こんにちわ!Naomiです。
ご無沙汰しておりました。実は11月の昆虫即売会WA!!!に出店させて頂いたタイミングの前後から家族共々思い切り体調を崩してしまい、ブログ執筆ができずにおりました。
執筆できていなかった間にも虫たちは日々成長していくわけでして、投稿できていないネタが溜まってしまっている状態でございます。
というわけで復活しましたので記事を放置していたミシュミミヤマについて産卵セットの結果と考察を書いていこうと思います。
Contents
前回までのご報告
前回記事では生体入手から産卵セット、卵を確認できたところまでを書いておりました。
少し話はズレますが、最近発売されたクワガタ・カブト専門誌BE-KUWAにてミシュミミヤマが取り上げられましたね。
本誌ではミシュミミヤマのレコード更新が掲載されており、今実はちょっとミシュミブームが来ているのでは?なんて思ったりしたのですが、いかがでしょうか(笑)。
産卵セットを暴く!!
セットしてから2~3ヶ月ほど経過したところで、ケース側面に幼虫の姿が確認できました。
管理温度は21~22度程度ですので、ミシュミミヤマは低温種とは言えども20度を切らないと産まない・孵化しないということはないようです。
ケース側面に幼虫が見えましたので、セットを暴いてみました!
結果
えー、結果ですがたくさん取れました!!
正確に数は数えておりませんが幼虫として取れたもので40以上に到達しました。
今回は♀を2頭用意してセットを組みましたが、Bと名付けた方の♀からの方が良く取れましたね。
この辺は個体差もあるのかと思います。
総じて2頭とも良く産んでくれましたので、大満足です!
幼虫の管理
取れた幼虫はプリンカップに個別に入れて管理しました。マットについてはダイナステスマスターズのStagBeetleマットを使用しましたが、問題なく生存しています。
ミヤマの中でもヒメミヤマ系などは幼虫が弱く、添加剤の入ったマットでは幼虫が溶けてしまうという話もあります。
その点、このミシュミミヤマはそれほど神経質にならなくても幼虫が簡単に落ちるということはなさそうです。
とは言えユダイクスなどのヨーロッパミヤマ種よりは弱いのかもしれないです。
マットの加水
気になっている方がいるかもしれませんので、参考で私の環境では初令幼虫をプリカで管理する際のマットの加水はほとんどしていないです。
あまりにも乾燥している感じだったら霧吹きでシュッとする程度です。
一応これで問題なく幼虫は成長しています。
ミヤマ種はもう少し加水をした方がいいという話を最近聞きましたので、今後はもう少し加水をして管理してみようかと思っています。
この辺りの試行錯誤して、幼虫にとって快適な環境を用意できればと思います。
考察
今回、初挑戦したミシュミミヤマですがいったんここまではブリード成功と言える結果になりました。
ここまでの飼育を振り返り、いくつか考察していきたいと思います。
温度について
ミシュミミヤマの産卵セットにおける温度は21~22度程度で問題ないようです。今回用意したのはWDの個体ですが、特にこの温度帯で問題なかったようで、一安心です。
そこまでの低温に拘らなくてもブリードできる種のようです。見た目的にも一風変わったミヤマですし、気になっている方はぜひ挑戦してみてほしいです。
2019年は野外品もけっこう入ってきていましたので、今後もチャンスがけっこうあるのではと期待しています。
産卵セットにおけるマット構成
マットについては普通のミヤマセットでいい感じですね。基本的には微粒子系の発酵マット+黒土がベースになります。マットについてはアレンジの余地がありますね、今後も研究していきたいと思います。
今後は幼虫の飼育へと移行
2019年のWD個体から取れた幼虫たちをこれから飼育してくわけですが
、非常に楽しみですね。
ミシュミミヤマは1年で羽化する個体と2年かかる個体がいるようですので、下手すると成虫を見るのは2年後になるかもしれないですが、気長に育てていこうと思います。