
前回記事では産まない産まないと嘆いていたタランドゥスですが、この度、産卵来に突撃している事を確認致しました!
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突撃孔
写真の方が圧倒的に分かりやすいので下記に貼ってみます。
これです。こんな風にわかりやすくポッカリと穴が開くものなんですね。
ドリルで開けたんじゃないかっていうくらい綺麗に開いています。
これは産んでると見て間違いないのでは?
これまでの考察
タランドゥスの産卵に初挑戦してきましたが、いくつか考察してみましたので紹介します。
同居ペアリングは問題無い
ハンドペアリングでは全然反応が無かったのですが、同居ペアリングを実施するとすぐにメイトガードが確認できました。
また、♀を傷つけるような雰囲気もありませんでした。
個体差はもちろんあるとは思いますが、今回に関しては傷害事件は起きませんでしたね。これは複数回挑戦して統計を取らないと明確な事は言えないとは思います。
温度と湿度について
温度は多少上下の幅があるのですが大体22℃~25℃くらいで管理していました。
湿度については加湿器を利用して部屋の湿度を60%~70%程度にしていました。
この環境で産卵行動に入りましたので、一般的に飼育に適しているとされる温度と湿度で問題ないようです。
産卵木について
今回用意したのは大夢カワラ材という人口カワラ材になります。セット内容については下記の記事で詳しく書いていますので割愛します。
人口カワラ材を使って産卵行動に入りましたので、こちらも選択としては問題なかったようです。
♀の気分について
今回産卵行動を確認できたのは2頭いる♀のうちの1頭のみです。
もう1頭についてはうろちょろしているだけで全く産卵行動に入りませんでした。今はいったん休憩させている状況です。
同じ♂と同居させていますので、♂の問題やペアリングの問題というのは考えにくいと思っています。
そうなると、この♀が産まない理由としては下記のような観点が考えられるかと。
産卵セットが気に入らない
用意した産卵セットが気に入らなかった可能性があります。
人口カワラ材ではなくカワラの菌床ブロックやボトルを用意してあげれば産むかもしれないです。
こちらはちょっとタイミングを見て試してみようと思います。
※その後すぐにこの♀が★になってしまったため叶わず
そもそもハズレ♀
そもそも産まないハズレ♀だった可能性もありますね。これはもうどうしようもないのかなと思います。
タランドゥスはあんまり産まない説
このタランドゥスさん、非常に魅力的なクワガタなのですが産卵しにくい種としても有名ですね。
野外では産まない事は子孫を残す上で致命傷になり得ると思うのですが、どうなんでしょうかね。
実際に1頭の♀は全く産んでないので、カブト系よりかはずっと難しいのかなと思いました。ヘラクレスとかバンバン産んでくれますので今回のような悩みは今の所あまり無いのですが、運がいいだけかもしれませんね。
とにもかくにも1頭は産卵行動に入ってくれましたので大金星です!
あとは♀が出来てたらしばらく産卵セットを放置しておいて割出、幼虫飼育と進めていきたいと思います。
産卵確認
突撃してからしばらく♀が出てこなかったのですが、我慢できず暴いてみました!
結果、産卵しておりました!目視で確認できるのは2卵!少な!
このあと、別のセットに♀を移しています。
タランドゥスは少ない産卵を繰り返し行わせるイメージでやるといいようですね。
いったん産卵については、成功です!