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ミシュミミヤマ野外品 産卵セット

こんにちわ!Naomiです。
今回の記事はミシュミミヤマの飼育記/産卵セット記事となります。

今回は野外品の♀単品を購入しての産卵チャレンジです。
このパターンは初めてで非常にドキドキです!

ミシュミミヤマについて

この度お迎えしたミシュミミヤマについて簡単に紹介させて頂きます。

今回お迎えしたミシュミミヤマ
学名:Lucanus mishmi
産地:アルナーチャルプラデーシュDibang Valley産
累代:WILD

野外品の♀を単品で2頭お迎えいたしました。
お迎え先は野外品販売で有名なショップLUMBER JACKさんですね。

このミシュミミヤマは2014年に新種登録された新しいミヤマですね。
入って来た当時はペア40万とかそのくらいの価格で取引されていたようで、標本ですら高額でやり取りされていたとか。

4~5年ほど経過した今ではかなり入手しやすい価格に落ち着いてきているようで、この度入手することができました。
♂の写真が無いので転載できないのが残念なのですが、下記LUMBERさんの販売サイトで画像が見れますので興味のある方はチェックしてみてください。

http://xc526.eccart.jp/j899/item_detail/itemCode,mish-1/

独特なフォルムをしており、非常に魅力的なミヤマです。

せっかくなのでアルナーチャルについて少し紹介を。

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アルナーチャルプラデーシュ

主にヒマラヤ山脈東部の中国、インドの国境紛争地帯において、インドが実効支配している領域に設置された州。
※Wikipediaより

国としてはインドなのですが、ミャンマーやらの他国と接している山岳地帯なんですね。
標高が高い辺境の山岳地帯です。
下記のブログサイトにて旅行記が投稿されておりましたのでご紹介させて頂きます。

https://blog.tirakita.com/2019/05/arunachal.shtml

いや、もうまさに秘境という感じですね。
このアルナーチャルには人気のクワガタがたくさん生息しています。

ウェストウッディ、各種ミヤマ、フォルスターフタマタなどなど
低温種の人気クワガタが多数です。

今回わたしの元に来たミシュミミヤマもアルナーチャル産の野外品となっております。

野外品の飼育について

ここのところ少し野外品の飼育をしていますので、野外品飼育について少し紹介させて頂きます。

野外品とはそのまま意味で、外で捕まえて来た個体ということですね。
今回のミシュミミヤマであれば、アルナーチャルで捕まえた個体ということになります。

野外品は累代としてはWILDやWDと表記され、その次世代個体をWF1、その次をWF2と表記していきます。
このあたりは別記事で詳しく紹介しようと思いますがWILDやWDと表記された個体は一般的には飼育品よりも価格が高くなっています。

野外品飼育の特徴

野外品の飼育ではまず生体の羽化日がわからないという点がポイントになります。つまりいつ死んでしまうかわからないということですね。
飼育品であれば種によってだいたいの寿命が読めるのですが、野外品ではいつ羽化したのかわからないため寿命が読めません。

また、今回私が仕入れた個体もそうなのですが、♀単品を仕入れた場合でも産卵する可能性があります。
これは野外で交尾を済ませている(「持ち腹」 と呼んだりします)可能性があるからです。これも見た目ではわからないので、ある意味「賭け」になります。
そんなWLID個体ですが、非常に人気が高いんですね。
どういうわけかみなさまWILDがお好きなようで(笑)、色々と理由はあると思いますし魅力の感じ方は人それぞれかと思いますが、私自身も野外品には魅力を感じております。

海外のクワガタやカブトについては常に野外品が流通するわけではありませんので、狙っている種類がいるのであれば手を出してみるのも面白いかもしれません。

早速産卵セット

♀2頭が到着しましたので、早速産卵セットへ投入していきます。

今回の産卵セットは特に工夫をするわけでもなく、普通のミヤマセットを準備しました。
ポイントとしては1頭目と2頭目でマットの種類を少し変えた点ですね。

産卵セット詳細
①セット
マット:RTN Nマット+黒土(8:2程度)
※Nマットと黒土はふるいに掛けてさらに微粒子化してセット

足場:水苔
エサ:KBのプロゼリー
水分:やや多め
温度:21度~23度
湿度:60~70%

②セット
マット:RTN Nマット+フェロールマット+黒土(2:6:2程度)
※Nマット、フェロールマットと黒土はふるいに掛けてさらに微粒子化してセット

足場:水苔
エサ:KBのプロゼリー
水分:やや多め
温度:21度~23度
湿度:60~70%

両セット共に7~8割を固く詰めて残りをふわっと敷いてます。

こんな感じですね。ふるいを使って限界まで微粒子化した点はこだわりました。
温度に関しては20度を切るような環境は用意せず、20度台前半程度にコントロールしました。

産卵確認

セットして2〜3日程度で②セットの方に卵を確認しました。
①セットの方も♀がバンバン潜っていますので、産卵期待できるのではないかと思っています。

いったん産卵は確認できましたので持ち腹だったことがわかり、ひと安心ですね。
野外品で♂を揃えてない場合は持ち腹じゃなかった時にどうしようもなくなってしまいますので不安でしたが良かったです。

セットについても普通のミヤマセットを用意すれば特に問題なく産卵してくれるみたいです。
絶対に産んでほしいなという場合にはふるいを使って微粒子化すると、やりきった感があっていいかもしれないです。

まとめ

産卵はOKでしたので、次は割り出しですね。
幼虫の姿を確認してからの割り出しになると思いますので、次の投稿は少し先になりそうです。

ミシュミミヤマ、興味のある方は産卵までは特に癖もなさそうですのでトライされてはみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました!

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本記事を最後までお読み頂きありがとうございます。
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