こんにちわNaomiです。
ユダイクスミヤマの方で順調に産卵が進んでいるヨーロッパミヤマですが、別亜種であるアクベシアヌスミヤマの飼育も進めて参ります。
入手経緯
ヨーロッパミヤマはケルブス、ユダイクス、アクベシアヌスと3種類いるわけですが、個人的な印象ですとユダイクスが一番流通しているような気がします。
アクベシアヌスは某オークションや展示即売会でも流通は少な目な印象です。ケルブスはさらに少ない感じがしますね。
いずれはケルブスも飼育して3種類制覇したいところです。
今回は大宮KUWATAにてアクベシアヌスミヤマを入手していましたので、そろそろブリードという事で進めていきます。
後食
まずは成熟期間についてですが、個体を入手した時点では未後食でしたが2週間ほどしてゼリーを食べ始めました。
管理温度はワインセラーで20℃程度、同梱していたティッシュをグズグズにしている様子が見られたためゼリーを投入すると後食を開始という流れですね。
雌雄で後食のずれはほぼありませんでした。数日程度です。
後食を開始してからはワインセラーから取り出して、22℃~24℃で管理しました。
私の飼育部屋では床直ですと温度が20度前半になりますので、そこで管理しました。この温度管理もどんどん改修していきたいところですが、それはまた別の機会に。
後食を開始してからは3週間ほど期間をあけました。
ヨーロッパミヤマは後食開始してから1週間ほどでイケる、という情報がありますが(実際に友人がそれで成功している)、特に急いでもいませんので3週間ほど待ってじっくり成熟させる方針にしました。
ペアリング
続いてペアリングですね。
♂もケースを開けるだけで威嚇、さらにゼリーの喰いも非常に良くなっていましたのでこれはもう即ブリ状態ですね。
という事でペアリングに移行しました。
ペアリングは当然顎縛りをした上での同居を選択、ハンドペアリングもやってみましたがその場ですぐには反応しませんでしたので同居を選択しました。
2日目にはメイトガードを確認できましたので、ほぼ大丈夫でしょう。
このまま5日ほど同居させました。
産卵セット
さて、同居期間が無事に終わりましたので♀を産卵セットへ入れていきます。
産卵セットは以前に書いたユダイクスのBライン、Cラインと同じ構成で組みました。
産卵セット詳細
②Nマット
③フェロールマット
④黒土
①:②:③:④ = 5:1:1:3
ケース:クリアスライダー大
マット:MIXマット
加水:適度(握ってお団子)
固さ:半分程度を固詰、それ以降をゆる詰め
温度:22度~24度
湿度:70〜80%程度
管理温度が22℃~24℃と、一般的に言われてる適温より少し高め設定ですがユダイクスがこれで産んでましたので恐らく大丈夫でしょう。
このまましばらく放置します。
割出の方針
ちょっと余談ですが、今回からミヤマのセットも含めていちいち卵で割り出さすに長期間放置しておいて幼虫が見えてきたら割出して個別管理に移行してみようと思います。
すぐに割り出して卵が見えると安心するっていうのはあるのですが、卵の管理にけっこう気を使いますし、スペースも取ります。
さらに割出するのが結構手間という問題が(笑)。
幼虫になってるが見えてきたら割出した方が自分には合っているのかなあという事で、ちょっとその方針で進めてみようかなと思ってきました。
気が変わる可能性もありますが。
卵で割り出して管理してあげた方が孵化率が高いという種類もいるようですしね。
このあたりは試行錯誤が必要と認識しています。
いったんアクベシアヌスミヤマの産卵セットまでの報告でした。
次回は割出時に結果報告記事を投稿したいと思います。