おすすめ記事
ヘラクレス幼虫飼育におけるケースについて

悩める飼育者
ヘラクレスの幼虫飼育を始めようと思うけれど、飼育ケースはどんなものを用意すればいいんだろう?
国産カブトムシと同じようにペットボトルのようなものではNGですよね・・・?

Naomi
今回は、僕が実際にヘラクレス幼虫の飼育に使っているケースを紹介します!

今日は飼育ケースについてあれやこれや書いてみようと思います。
僕の飼育部屋では常にヘラクレス(ヘラクレス・ヘラクレス)を飼育しており、今回紹介するケースでの飼育実績ももちろんあります。

ヘラクレスはとてもカッコよく魅力のあるカブトムシですが、その魅力たる最たる所以が「大きさ」でしょう。

やはりデカいヘラクレスは迫力があり、かっこいいです。

しかし気になるのが、飼育スペースの問題です。
そこでケースの大きさについてあれやこれやと考え、最終的に結論を出しましたので簡単に紹介します。

ヘラクレスの飼育方法については以下の記事でまとめていますので、こちらも是非チェックしてみてください。

スポンサーリンク

飼育のメインは幼虫

ヘラクレスは何と言っても成虫がカッコイイののですが、飼育としてのメインは幼虫になります。
♂は1年半くらいは幼虫期間がありますので、けっこうな長期間飼育になるんですね。

また、冒頭に書きましたがヘラクレスはとにかく大きいです。幼虫ももちろん大きく、国産カブトムシの何倍も大きいです。

この幼虫をどのケースで飼育するのか。
ケースの大きさによって、飼育部屋をどれくらい占領してくるか、そして何頭飼育できるかが決まってきます。

数多く飼育したい

まだまだ初心者な私ですが、やはり飼育するのであれば大きくカッコいい個体を、そして血統として固定を、と目標を持って飼育部屋を運用しております。

そこで重要になるのが、飼育可能数ですね。

やはりたくさんの数を飼育していると優秀な個体を作出できる可能性も上がるわけです。

100以上の単位で飼育できない事には血統の固定などは特に難しいかなと思っています。これは統計学的に。
※血統についての考え方は下記記事を参照

大きさを狙うなら大きいケースが無難

ヘラクレスをとにかく大きく育てたい。なおかつ、広いスペースを持っているという事であれば、大きなケースで飼育してあげるのが無難と言えます。

飼育ブログをたくさん見ましたが、大きいケースでないと大きく育たないと言っている方が非常に多いです。
また、凄腕ブリーダーの方達も大きめケースで飼育されていますので実績もありますね。

プラケースの大か、あるいはQBOXシリーズの40くらいの大きさをセレクトされているようです。

オススメの大きいケース

コバエシャッター大

このコバエシャッター大(370×221×240)は、名前の通りコバエを通さない製品です。なおかつ、内部の湿度適当に保たれるので重宝します。
僕の環境では、カブト系の産卵セットに使う事が多いです。
僕の飼育スペースでは、幼虫でこのサイズを使うのは難しいので産卵セットの時のみの使用という感じです。

QBOX40

有名血統Amazonicoの作出者様が利用していると公表されていたのが、このQBOXシリーズの40というサイズ(385×265×150)。
高さはそれほど無いのですが、容積としてはかなり大きめ。飼育スペースとの相談ですね。

  広い飼育環境をお持ちの方なら、大きなケース(例えば♂でプラケース大を1つなど)で飼育するのが良いと思います。

しかし飼育数を優先!

大ケースの方がいいという話ばかり聞いていると、だんだんと天邪鬼な気持ちになってきますよね(笑)。
僕はヘラクレスも含めて数をたくさん飼いたいというタイプです。
飼育スペースが決まっている以上、ケースを可能な限り小さくしないと数は増やせません。

小さいケースではNGな理由を考える

そもそも、なぜ小さいケースでは良くないのか。考えられる点は以下です。

①エサがすぐに無くなってしまう
②♂が十分なサイズの蛹室(サナギになる部屋)を作れない
③狭いと、そのサイズに合わせて成長を止めてしまう

それぞれ考察してみます。

エサがすぐに無くなってしまう

これは、確かにそうだと思います。ケースが小さいと、入るマットの量も少なくなりますので、エサの減りは確実に早いでしょう。

しかし、エサの交換頻度でカバーできます。
小さいケースで飼育するなら、エサを交換する頻度を上げればOKと考えられます。

♂が十分なサイズの蛹室(サナギになる部屋)を作れない

これも大きな問題です。ヘラクレスの♂の頭角はかなり長いので、小さい蛹室で羽化すると角曲がりになってしまいます。

であれば、サナギになる前に人工蛹室に移せばOKです。

サナギになる直前の、前蛹という状態で人工蛹室に移せばOKです。
結構難しいと思われるかもしれませんが、ヘラクレスの前蛹は見ればすぐわかります。

  ケースの壁面や底面に色濃いマットが形成され、明らかに部屋らしきものが作成されます。
その中を黄色くなった幼虫が「腹筋してるような動き」を見せたら、人工蛹室に移します。

狭いと、そのサイズに合わせて成長を止めてしまう

こちらについては、諸説ありますが、正直根拠は無いように思います。
こればかりは小さなケースで大きな個体を羽化させるしか証明方法がありませんが、まだ僕の環境では150mmちょっとくらいの個体しか出せていないので何とも言えない状況です。

小さいケースでも150mmアップは出ます!

BreedRoom703.comのケースサイズはこれ!

僕の飼育部屋では、下記のケースでヘラクレス幼虫の飼育をしています。

ヘラクレス幼虫用飼育ケース
♂:QBOX20
♀:クリアペット1600

この2種類ですね。
QBOX20は容量が4L弱、クリアペットはその名の通り1600ccなので1.6Lです。

QBOX20

♂用のケースに選定したのが、このQBOX20(290×170×130)です。プラケースの中とほぼ同じくいらいの容積で、重ねて使えるので省スペース化できます。あまり広い飼育スペースは持っていないけど、ヘラクレスの飼育に挑戦してみたい!という方には大変おすすめのシリーズ。
普通のプラケースを買うよりも全然安いです。

※成虫管理用で売られてるプラケースは高額です・・・。

ペットクリア1600

♀については頭角がありませんので、正直ケースは小さくても全然OKだと思います。僕は汎用性の高いこのペットクリアを使っています。
汎用性が高いのもそうですが、とにかく安いです。

まとめ

一般的にはヘラクレスの♂であればQBOX30や40と同等のケースを選択する人が多いように思いますが、僕はQBOX20で幼虫を管理しています。

結果:問題なく飼育できています。超大型個体というのは出ていませんが、普通にヘラクレス飼育を楽しむ事は可能です!

ご自身の飼育スペース、ラックに合わせてサイズを選択してみてください!

何か不明点や疑問がありましたら、遠慮なくお問い合わせください!
今回の内容は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

クワカブ飼育にもっと投資したい方へ

本記事を最後までお読み頂きありがとうございます。
最後に、クワカブ飼育という趣味がもっと盛り上がる事を願って1つアイデアを紹介させて頂きます。

おすすめのアイデア紹介

クワカブ飼育をする上で増種や飼育設備拡張に、ある程度まとまった資金が欲しい・・・・

僕はクワカブ飼育を始める時にそんな悩みを持っていました。
以下の記事ではクワカブ飼育のための資金を稼ぐ方法について紹介しています。

1日作業をすれば数万円は稼げます。
実践するかはともかく、この方法を知らないのは損ですので宜しければ読んでみてください!

この趣味が盛り上がるためにも、
より多くの方がクワカブ飼育に熱意と資金を投資できる事を願っています!

Twitterでフォローしよう