こんにちわ!Naomiです。
今回の記事はタカサゴミヤマ飼育記/産卵セットとなります。
タカサゴミヤマは2018年にBE-KUWAレコードが更新されたりと少し名前が目立って(?)きている種かと思います。
昆虫即売イベントに行った友人が私の分も購入しておいてくれましたのでこの度初挑戦となります。
タカサゴミヤマクワガタ
まずは、この度お迎えしたタカサゴミヤマについてご紹介となります。
サイズ:♂67.5mm ♀Free
産地:台湾 台中縣梨山
累代:WILD
ということで野外品のペアを用いてのブリード挑戦となります。
タカサゴミヤマは見本のミヤマに良く似ているのですがサイズ感がまず違いますね。タカサゴはかなり大型個体が出る種で、先にも書いた2018年更新のレコードでは85.3mmが出ています。
今回入手した個体は67.5mmの個体なので、サイズはそこそこ。野外品からの累代に挑戦できるというところがGoodポイントですね!
なかなかに格好いい個体です。フセツが一つ欠けていますが、ブリードには問題ないでしょう。
ペアリング
まずはペアリングですね。♀が持ち腹(既に野外で交尾済み)という可能性もありましたが、♂がいますのでしっかりペアリングをしてから産卵セットに入れていきます。
ペアリングは♂の顎縛りをした上で4~5日同居させまして、ペアリングは完了と致します。
産卵セット
続いて産卵セットですが、普通のミヤマセットを組みました。
もうなんだか芸がないのですがミヤマ種は普通のミヤマセットを組むだけです(笑)。
一応セットの詳細を下記に。
エサ:KBのプロゼリー
水分:やや多め
温度:21度~23度
湿度:60~70%
もう本当にこれだけですね。マットについては色々あると思うのですが、フェロールマットとNマットを混ぜるのが自分の中では定番になりつつあるのですが、混ぜる配分などもそこまでこだわっていないです。
黒土もホームセンターで購入できる一番安いやつで平気です。黒土はあまり入れすぎないようにしています。
何となくですが、孵化した後の幼虫をそのままセット内である程度の大きさになるまで管理したいのでマットが多いが方いいと思ったからです。
卵で割り出す人であれば黒土をもっと入れてマットを節約するという方法もアリなのかもしれないです。
というわけでセットを用意しましたので♀を投入して様子を見ます。
割出
さてさて、月日は過ぎまして1ヶ月半ほど経過してケースを見てみると♀が☆になっておりました。
そして、ケース表面には孵化した幼虫が!
しっかり産んでくれていますね。
もうけっこうな数が孵化したかなと考え、割出を行いました。
でるわでるわ、卵が大量に出ました。
幼虫も何頭か初令が出て来ましたね。
大成功です。
タカサゴミヤマWF1幼虫取ったどー!です(笑)。
まとめ
さて野外品からの累代に挑戦したタカサゴミヤマですが、問題なく幼虫を確保することができました。
癖もなく普通のミヤマセットで産んでくれますね。
ミヤマ種はヒメミヤマ系やカンターミヤマなど難しいとされる種もいますが、比較的癖のない種も多いと感じますし、低温にもそこまで拘らずとも幼虫が取れてますので「なんとなくミヤマは難しそう」「低温だから」という理由で敬遠されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度トライしてみて欲しいですね。
引き続き幼虫飼育に進んでまいります!