こんにちわ!Naomiです。
今回はタランドゥスのブリード報告となります。
2019年羽化では最大71mmに留まっておりました。
2020年のブリードラインについては前回記事でも少しだけ触れておりますが、今回は既に幼虫が取れてきておりますので纏めてご報告となります!
2020年ブリード要旨
2020年のブリードには79mmの種♂を用意して、85mmを目指します!
♀は3頭の用意となりました。
本当は4頭用意していたのですが、::1頭突然死してしまいました・・・::
♂1頭に対しての3頭♀と言うハーレム状態になりました(笑)。
産卵セット結果
明示的にライン名をA,B,Cに分けました。
結論から言うと、Aの♀は爆産み、Bは全然ダメ、Cは普通、という感じでした。
Bラインは本当に全く生まないですね。
A,Cラインについてはいい感じに産卵してくれています。
セットとしては植菌カワラ材を使った上記画像のようなセットと、菌糸ボトルを使ったセットどちらも使いました。
結果としてどちらでも産みます。
産まないメスはどちらも産まないという感じですね。
事項の考察でも少し書いていますが、産卵セットに対して過敏というよりかは産まないメスは何をしても産まないという感じですね。
1ペアしか用意できない時はけっこう運の要素もあると思いますので、可能であれば2メス以上用意してブリードに臨むのが良さそうです。
考察
ハズレ♀の存在
やはりハズレ(産まない)♀というのは存在するようです。今回で言いますとBラインとして用意した♀は本当にまったく産まなかったです。
同じ♂を使いましたし、Aラインの♀と兄妹ですので系統的にも一緒ですが産まなかったですね。
やはりブリードで数を確実に多く残したい場合は♂♀共に複数用意しておく方がいいと思いました。
突然死する可能性などもありますし、1ペアだけの用意で次世代に累代していくというのはなかなかハードルが高いことだと感じました。
産卵材について
今回は材と菌糸ボトル両方を試していますが、どっちもどっちという印象ですね。
コスト的にはボトルに軍配があがりますね。
材の方が産みがいいとかの雰囲気もありましたが、それほど大きな差はない印象です。
最近は材が入手しにくいなどの状況もあるかと思いますので、相対的に見てもおすすめはボトルかなあと思います。
特に今回は自分で菌糸ブロックを詰めたボトルを使ってみたのですが、これが普通に産んでくれるんですね。
コスト的にはめちゃ安上がりですし、ボトルのサイズもコントロールできるのでgoodです!
初令幼虫の管理について
本種の初令幼虫は丈夫な方に分類されると思います。結構いい加減な管理をしても成長してくる個体が多い印象です。
産卵に使用した材および菌糸ボトルを2ヶ月ほど放置してから割り出せばいいサイズの幼虫が出てくると思います。
個人的には卵での割り出しはあまり良いことが無いと考えています。
孵化したての幼虫はやはり弱々しく、ティッシュ上で孵化した幼虫もすぐに落ちてしまうことが多い印象です。
良い管理方法を確立している飼育者様の環境では卵での割り出しの方が効率が良いという場合もあるかとは思いますが、私のところではやはり幼虫での割り出しが最適解という感じですね。
今後の幼虫飼育
これからは幼虫飼育が待っているわけですが、今回はそれなりのサイズを狙っていく飼育というのが方針になっております。
そこで今回の飼育から試すのがボトルサイズの変更ですね。
少し大きめのプリンカップで3齢初期まで飼育した後に、1600ccもしくは2300ccのボトルに入れて羽化まで持って行こう作戦です。
幼虫飼育の進捗と結果については別途記事を投稿したいと思います!
それではまた次回に!