こんにちわ!Naomiです。
今回はちょっとした変わりダネであるハナムグリのお話です。
以前から興味があったのですが、2019年の年末に実はお迎えしておりました(笑)。
お迎えしたのは世界最大のカナブン様、ゴライアス・ゴリアテスです!!
アフリカの核弾頭ですね!出ました!
お迎えしたのは幼虫4頭でして、成虫から始めたい気持ちはあったのですが少し高額になってしまう事もあり幼虫からのスタートにしました。
2020年3月現在までの飼育状況について、飼育方法や考察について書いてみたいと思います。
ゴライアス・ゴリアテス
まずはゴライアス・ゴリアテスについて簡単に紹介させて頂きます。
体長:♂55~110mm、♀54~80mm
分布:ナイジェリア、カメルーン、中央アフリカなど
ゴライアスハナムグリ属には5種が知られており、その一つがGoliathusとなります。
このゴライアス・ゴリアテスには羽の模様や色味によりいくつかの「型」に分類されています。
簡単にですがどのような分類があるかを備忘録の意味も込めて纏めてみます。
・ゴライアス型
最も一般的なタイプで、上翅が茶色いタイプ
・アピカリス型
上翅側面やその一部に白い部分が発現しているタイプ
・コンペルサス型
上翅部分の大部分が白くなっているタイプ、ゴライアス型とは大きく見た目が異なってきます。
・アルバトス型
コンペルサス型よりもさらに白い部分が大きくなっているタイプ
・クアドリ型
上翅が真っ白になっているタイプ。標本としての人気も高く、高額になる傾向にあります。
この多様性もゴライアスの大きな魅力と言えると思います。
今回迎えた幼虫はコンペルサスの親からの幼虫となります。
累代を重ねていく中でクアドリ型の個体を出せたら楽しそうですね。
とにかく本種は非常に美しく、荘厳な感じがしますね・・・
ぜひ飼育してみたかったので大変嬉しいわけです。
ということで飼育を開始しましたので飼育記録をいざ!
ゴライアスの幼虫飼育
ゴライアスの幼虫は見た目はカブトムシの幼虫とほとんど一緒です。
ただ、カブトの幼虫のように丸っとしてる事がなく、体は常に伸びています。
あと、妙に動きが速いです(笑)。
食性
ゴライアスの飼育ではマットを与えるだけでなく、動物性タンパク質を与える事が必要なようです。
おそらく自然界では動物の死骸などを食べている事が想像できますね。
このような面白い食性がある生体なんですね。うーむ、いちいち魅力的です(笑)。
我が家で飼育しているゴライアスには固形のキャットフードを与えています。
与える頻度は大体1~2日に1度、小さいスプーン1杯分をケースの中にポロっと入れています。
私がお迎えした幼虫は3齢幼虫でしたので、譲っていただいた方が与えていたキャットフードを教えて頂き同じものを使っております。
初令幼虫ではマットやこのサプリについて柔軟に適応できるようで、けっこう変更が可能みたいですね。
ケースとマット
幼虫飼育ではケースはミニケースで十分のようです。というのもマットを主に食べるわけではなく、マットも正直なんでもいいと思われます。
普通の外国産カブトマットを我が家では使っています。
また、マットも多く入れる必要はなく3センチくらいの高さがあれば問題なさそうです。
ただ、サプリの食べ残しに大量のダニが発生する事があるため、その時にはすぐに交換するようにしています。
それ以外では、おおよそですが1ヶ月くらいで1度マットの交換を行うようにしています。主にダニやら線虫が少し出てきたら交換してるような感じですね。
ワンダリング
ゴライアスの幼虫はある程度の大きさになり、来たる時を迎えるとケース内から脱走しようとするような動きをし始めます。
これをワンダリングと呼んでるわけなのですが、我が家の幼虫も1頭がワンダリングを始めました!
明らかにこれまでとは違う動きですので絶対に気づけます(笑)。
まず土に潜ってる事がありません。
ひたすらマットの上をうろうろしています。
これを見かけたらいよいよ蛹になる準備期間ですので、ケースを移していきます。
蛹になるためのケースにお引越し
今回選択したので1600ccのボトルです。
このボトルに適度に加水したダイナステスマスターズのビートルマットを9割ほど少しだけ固めに詰めて入れ、幼虫を投入しました。
これで動きが落ち着けばいよいよ繭玉の作成?
それはこれからのお楽しみですね。
まとめ
今回の記事ではゴライアスを飼育し始めた報告がメインとなりました。
飼育方法があまりブログなどで紹介されていない本種について、私の経験からTipsを多く残せればと思っています。
まずは幼虫飼育をしっかりと進めて、完品で成虫ペアを羽化させられるように頑張りたいと思います。
最後までありがとうございました!
ではまた!