購入してきたマットはどうやって使えばいいの?
・カブトムシ成虫管理におすすめのマットをランキング!
・カブトムシ産卵には専用マットを
・カブトムシ産卵におすすめのマットをランキング!
・産卵用および幼虫用に購入してきたマットは「ガス抜き」と「加水」をする
・カブトムシ幼虫におすすめのマットをランキング!
これからカブトムシ飼育を始めようと考えている方、また既に飼育をしているけれどマット選びについて悩んでいる方に向けて現役クワカブブリーダーである僕が厳選しておすすめのマットを紹介していきます。
また、マットの種類や購入後の使い方についてもポイントを解説していきますので本記事を読むことでカブトムシ飼育におけるマットの基本的なことがわかります。
これから飼育を始める方やマット選びにお悩みの方は是非最後まで読んでみてください。
Contents
マットは成虫管理用と産卵用および幼虫用がある
カブトムシ飼育に使うマットは「成虫管理用」と「産卵用」「幼虫用」があります。
どのような違いがあるのでしょうか??
針葉樹というのは杉や檜などの樹木で、ダニや雑虫が嫌がる傾向にあります。同様にクワガタやカブトムシの幼虫も針葉樹のマットを食べることはできません。
「成虫産卵用」「幼虫用」のマットは広葉樹のマットになります。クヌギやコナラなどの樹木を使っています。また「幼虫用」では、ただ粉砕してチップ状にしただけでなく栄養を投下して発酵させており、幼虫のエサとして最適な状態に仕上げてあるのが特徴です。逆に「成虫産卵用」は栄養の添加は少なく、しっかりと完熟発酵させたタイプのマットとなります。
「成虫用」「幼虫用」のマットで成虫を管理することもできますが、ダニや雑虫の発生を抑えることができません。また多くの場合「成虫管理用」のマットよりも高価ですので少しもったいないですね。
カブトムシ成虫管理におすすめのマットをランキング!
まずはカブトムシの成虫を管理することに向いている針葉樹系のマットをランキング形式で紹介していきます。
どれも僕が実際に使用したことのある製品ですので安心です!気になった物を選んで使ってみてください!
こちらのマットは粒子が細かい針葉樹系マットで、ダニの発生を抑える効果があります。
流通性が高くいつでも入手できるのも魅力的です。
少し高価ではありますがダニの発生が抑えられ、消臭効果もありますので成虫管理マット選びで悩んだらこれを選んでおけばOKです。
こちらのマットはダニだけでなくコバエの発生防止も意識した製品になっています。
飼育する生体がゼリーをたくさん食べるような種類(ヘラクレスなどの大型種など)である場合にはこちらのマットがおすすめです!
防ダニ王とどちらも使ってみて気に入った方で固定する方法もアリだと思いますよ!
ポイントとしては価格が少し安い点ですね。飼育数が多い方などはこちらのマットを利用していくとコスパが良さそうです。
個人的にはミタニのマットの方が粒子が細かかったり品質が高いように感じています。
しかし、マルカンのマットでも問題はありませんので1度使ってみて臭いやマットの粒子の具合などを判断してみると良いと思います!
カブトムシ産卵には専用マットを
カブトムシの産卵にはマットを使った産卵用の環境(産卵セットと言います)を用意してあげます。
国産・外国産問わずカブトムシの種類によってマットの選択や産卵セットの作り方に微妙に差異はありますが、基本的なセオリーは同じです。
カブトムシ産卵セットの基本セオリー
⇨産卵用のマットは基本的にこのようなマットを使えばOKです。後ほどランキング形式で紹介します。
・必要に応じてガス抜きをする
⇨完熟系のマットはガス抜きの必要がない場合が多いですが、臭いや熱が残ってる場合には空気にさらしてガス抜きをします。
・握ってお団子になる程度の加水
⇨多くの場合、買ってきたマットを加水無しで産卵セットを組む事は難しいです。目安ではありますが、握ってお団子になる程度に加水を行ってからセットしていきます。
カブトムシの産卵には「微粒子」「低添加」「完熟」がキーワードです!
産卵用に作製されたマットを積極的に使っていきましょう。産卵数に大きく影響します。
カブトムシ産卵におすすめのマットをランキング!
それではカブトムシの産卵におすすめのマットをランキング形式で紹介していきます。
どのマットも僕の環境で産卵実績のある製品ですので、気になった物を選択して産卵セットを組んでみてください!
「微粒子」「低添加」「完熟」を抑えているマットで非常に使いやすいです。ガス抜きの必要もほとんどなくすぐに使えます。
こちらのマットはクワガタではもちろん、カブトにも対応しています。
ただ、大型のカブト種に使うには量が多く必要ですので1袋あたりの量が少ないNマットを使うのはちょっともったいない気がします。
小型で少し気難しいタイプのカブト種(コフキカブト、ヒナカブトなど)に使うのがオススメです!
幼虫飼育向けとして公表されていますが、無添加で産卵にも使える優れものです。
フォーテックのマットが好きな方や品質の安定性、流通性を重視する方はこちらのマットをセレクトしてみてください!
産卵用および幼虫用に購入してきたマットは「ガス抜き」と「加水」をする
産卵用および幼虫用のマットは発酵させているものですので、場合によっては熱を持ったりする事があります。
また、あまりに乾燥している状態では産卵にも幼虫飼育にも不向きな状態となるため、加水が必要となる事があるのです。
ガス抜き
購入してきたマットはまだ発酵が進んでる場合があり、そのまま幼虫を投入すると発酵時の発熱と酸欠により死んでしまう事があります。
そのような事態を防ぐために、数日間マットを空気にさらして状態を落ち着かせます。これを「ガス抜き」と言います。
ガス抜きは全てのマットに必要な処理ではなく、発酵が落ち着いてるマットであればガス抜きは不要です。
慣れていない方にとっては判断が難しいと思いますので、まずは2〜3日ガス抜きをしてみるのが無難です。
ガス抜きの方法は非常に簡単で、購入してきたマットの袋を開封したまま放置しておけばOKです。
たまに少しかき混ぜてあげればさらにGoodですね。
マットが土のような香りになって冷えていれば、もう幼虫を投入して大丈夫です。
大体4〜5日空気に触れさせれば落ち着いてきます。
加水
クワガタの幼虫をマット飼育する場合には加水はほぼ必須となります。飼育する種類によって適切な加水量は少し変わりますが、基本は「握ってお団子」ができる程度です。
まずはこの基準で加水しておけば乾燥が原因で死んでしまうという事態は回避できます。
ボトルに詰めて幼虫を投入
ガス抜き・加水の工程を終えたマットをボトル容量の7〜8割程度までゆるく詰めればOKです。
マットを入れた容器をトントンと床に叩く事でゆるく詰めてあげましょう。
エサ交換の頻度は種類や個体差がありますが、概ね2〜3ヶ月に1回程度を目やすに行います。
カブトムシ幼虫におすすめのマットをランキング!
それではカブトムシの幼虫におすすめのマットを紹介していきます!
このマットはとにかくコスパが良く、雑虫の混入もなく非常に使いやすいです。Beetleマットにはグレードの高い改良、厳選、究極の3種類が上位の製品として展開されています。
僕としては、このノーマルのBeetleマットで十分だと思っていますので、まずはこちらのマットを試してみて欲しいです!
ポイントとして、10Lの袋で買った方がいいです!70Lとかの大箱で買うとけっこう発酵しててガス抜き必須の場面があるのですが、10L袋ではそのような事がほとんどありません。70Lの大箱を買うなら10L袋を7個買った方が使い勝手がいいと思いますよ!
このスーパー万能カブトマットも破格の安さで本当にユーザーに優しい製品を送り出してくれています。
品質も決して悪くなく、個人的には全然使えるマットです。数をたくさん飼育しているとマットの費用もばかにならないので、DOSのマットを一度試してみるのもおすすめですよ!
まとめ
今回はマットおすすめランキングのカブト版をお届けしました!
これからカブトムシ飼育を始める方はもちろん、何か良いマットないかな?とお考えの方、少しでも参考にして頂ければ嬉しいです!
僕は個人的にダイナステスマスターズさんのマットをとても気に入っていますので、ついつい紹介してしまいますね笑。
本記事に限らず何か不明点や疑問点がありましたら問い合わせより遠慮なくご連絡ください!
最後までお読み頂きありがとうございました。