菌糸ボトルを使った産卵セットの組み方

こんにちわ!Naomiです!
今回は飼育方法Tipsの投稿になります!

このコーナーでは私自身が実際にやってみた飼育方法についてTipsとして紹介していきます。
本日のお題は「菌糸ボトル産卵」です。
それでは宜しくお願い致します。

菌糸ボトルってなに?

菌糸ボトル(菌糸瓶)は主にクワガタの幼虫に与えるエサとして扱われております。
広葉樹のおがくず(粉々になったやつ)にキノコの菌糸が回ったもので、幼虫にとっては非常に高栄養なエサなんですね。

それをボトル(瓶)に詰めたものを菌糸ボトル(菌糸瓶)と呼んでいるわけです。

菌糸ボトル産卵とは

先に紹介した菌糸ボトルを使って、成虫の♀に卵産んでもらうのが菌糸ボトル産卵です。
具体的には後ほど紹介しますが、概要としては菌糸ボトルの中に♀に入ってもらって卵を産んでもらいます。
そしてそのままある程度の大きさになるまで幼虫を飼育できる方法になります。
この方法で産卵するクワガタは一部のクワガタに限られますので注意が必要です。
マットや材にしか産まないクワガタも多くいますので、菌糸ボトル産卵が適した種に適用していきましょう。

菌糸ボトル産卵が適している主なクワガタについて

この方法が適用できるクワガタ種ですが、主に適用されているのは下記となります。

菌糸ボトル産卵が有効な種
①タランドゥスオオツヤクワガタ
②レギウスオオツヤクワガタ
③各種オオゴンオニクワガタ
④各種ドルクス系※

メインは①~③ですね。
菌糸ボトルの中でもカワラタケを使った菌糸のみを餌とする種類です。
④はドルクス系、つまりオオクワガタやコクワガタの仲間ですね。これらの種はカワラタケ菌糸じゃなくても普通に食べてくれる種となります。
特に菌糸ボトル産卵を選択せずとも普通の材を使った産卵セットでも産んでくれますが、菌糸ボトル産卵も可能な種となります。
おススメはやはり①~③種への適用ですね。

産卵セットの組み方

では産卵セットの組み方について紹介いたします。
用意するものは非常にシンプルです。

菌糸ボトル産卵に用意するもの
・菌糸ボトル
・底に敷くマット
・ケース
・生体

のみです。ひとつずつ解説していきます。

菌糸ボトル

♀に産卵してもらう菌糸ボトルになります。
ポイントになるのがボトルのサイズですね。

長い期間セットするのであれば1600cc~2000ccくらいのもの、短いスパンでボトルを交換するスタイルであれば800ccのものを選択すると良いです。

個人的には少し大きめサイズのボトルで産卵させて、そのままある程度幼虫が大きくなるまで飼育するスタイルがおススメです。
また、産卵に使う菌糸ボトルは自分でブロックを崩して詰めたものではなく最初からボトルに入っている製品を買った方が◎です。

いくつか理由はありますが、一番は菌糸の周りが安定しているからです。
詰めるのが非常に上手な人は全然OKだと思うのですが、そうでない場合ですと菌糸ボトルの品質にムラが出る可能性があります。
また詰めてから菌糸が回りきるまで暫く使用できないのもイマイチですね。

底に敷くマット

もうなんでもいいです(笑)。
適当な針葉樹マットを用意して、敷いておけば何の問題もありません。

ケース

ボトルがある程度余裕を持って入るサイズであればなんでもいいと思います。我が家ではクリアスライダーの大を使っています。800ccでも2000ccでもこのケースで大丈夫でした。

生体

言わずもがな、生体が必要ですね。
交尾済の♀を用意しましょう。

組み方

組み方は非常に簡単です。

菌糸ボトル産卵セットの組み方
①ケース内にマットを敷きます(1~2cm)
②菌糸ボトルの蓋をあけて、一か所をティースプーンなどでほじくります。
③そのままボトルを横に寝かせてケース内に投入します。
④生体を入れます。

これだけでOKです。

あとは産んでくれるのをじっくり待ちましょう。

セットを組んでからのポイント

セットを組んでからいくつかポイントがありますので書いていきます。

湿度の調整

菌糸は非常に水分を発生させやすい性質があるため、ケース内が蒸れる可能性が高いです。
そこで、様子を見ながらケース内に水滴が出てくるようであればケースの蓋をあけて換気してあげます。

湿度が高すぎると♀が産卵しない場合がありますので、注意したいポイントになります。

産み始めるまでじっくりと

最初は♀が全然反応しないかもしれませんが、じっくりと待ちましょう。
菌糸ボトルの外に削りカスが出てくるようになっていれば産んでくれている可能性が高いです。
3週間~1か月ほどはじっくり待ちましょう。

ボトルの交換タイミング

♀が☆になるまでずっと交換しないという手もありますが、個人的にはある程度の期間での交換をおススメします。
大体2ヶ月ほど経過したら交換しています。
2ヶ月待たずとも、卵が見えたら交換してもいいと思います。
ボトル内である程度幼虫を成長させる事を考慮すると、あまり卵数が過密になるのは良くないと考えるからです。

割出時のポイント

セットを組んで産卵はした!次は割出です!
割出はとっても大事かつ楽しい作業ですよね、私も大好きな瞬間のひとつです。
菌糸ボトル産卵セットにおける割出のポイントは2つです。

ポイント1 幼虫が大きくなってから

まずは幼虫がちゃんと育ってから割り出す事です。初令幼虫、とりわけカワラ菌糸を餌とするクワガタ種の初令幼虫は非常に繊細です。また、卵も同様に管理難度が高いです。
私も初令で割って落としたり、卵を腐らせたりしてきました・・・。
幼虫を可能な限り死亡させない方法として、しっかり幼虫が大きくなってからの割出をおすすめします。
目安としては2~3cmの2令幼虫になってからが良いです。

ポイント2 ボトルを切る

割り出す方法についてですが、ボトル内の菌糸をスプーン等でほじくる方法が一般的ですが、これはおすすめしません。
菌糸というのはけっこう堅くなっている事が多くて、ほじる時についつい力が入ります。
その力がすっぽ抜けたりした時に幼虫を潰してしまった。。。なんてことが起きる可能性があります。
そこでおススメなのが、ボトルを切る方法です。ボトルを下記のように切断してしまい、菌糸を丸ごと取り出す方法です。

これだとよほどの事が無い限りは幼虫を潰してしまう事はありません。
ボトルを切るノコギリはAmazonで1500円程度買えますので非常におススメです。
※ボトルはもちろん廃棄になってはしまいます。

ボトルカットの割り出しについては下記記事でも紹介しておりますので宜しければご覧ください。

産卵におすすめの菌糸ボトル

最後に産卵におススメの菌糸ボトルを紹介して終わろうと思います。
と言いましてもおススメは1つだけなのですが。

神長きのこ園 グリードSL産卵ボトル

おすすめしたい製品はこちらの菌糸ボトルになります。
こちらのきのこ園さんの製品で産卵ケースというものもあるのですが、個人的にはこちらのボトルがおすすめ。
ケースの方よりも扱いやすい気がしています。先にも書きましたがケースにボトルという構成であれば湿度のコントロールがし易いのが◎なんですね。
では本製品のおすすめポイントを。

ポイント1 大きさ

このボトルは2Lサイズですのでけっこうな大容量になっております。これだけ容量があれば産卵した卵が孵化してもしばらく大きくなるまでじっくり成長させられます。
カワラ菌糸に適用するクワガタ種の幼虫はいきなり添加剤モリモリの菌糸ボトルに入れると死んでしまう事があります。ですので産卵された場所で多少大きくなるまで育ててあげた方が死亡リスクは低くなると考えております。
そういった意味でもこの大きさはいいですね。たくさん産卵する♀だった場合にも容量でカバーできます。

ポイント2 菌糸が低添加で卵が腐らない

こちらの菌糸は産卵セット向けに用意されており、あえて低添加仕様になっています。
これにより産卵された卵が菌糸に巻かれて腐ってしまう事象が抑制できるわけですね。正に菌糸ボトル産卵にうってつけなわけです。
さらにさらに、死亡リスクの高い初令幼虫が食べるエサとしては低添加の菌糸は非常に良いです。
添加物がもりもり過ぎると死亡リスクが上がってしまいますからね。
※あえてそのような飼育をして大型化を狙うなどの場合はこの限りではないと思います。

少々お値段は高いですが、絶対に失敗したくない、1つの卵も無駄にしたくない!という場面であればぜひ選択されてみてはいかがでしょうか。

神長きのこ園のグリードSL産卵ボトルについては下記の記事でも紹介しております。

まとめ

今回は菌糸ボトル産卵の実施方法について紹介させて頂きました。
種にカワラ菌糸を餌とするクワガタ種で用いられるこちらの方法、ポイントを抑えれば材産卵よりずっと楽な方法だと思います。
宜しければご参考になさってください。

ありがとうございました!

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