ババオウゴンオニクワガタの飼育方法【産卵編】

こんにちわ!Naomiです!
2019年より始めたババオウゴンオニクワガタのブリードですが、現在は幼虫をすくすくと育てております。
という事で【産卵編】の飼育方法を纏めた投稿をしようと思います。
これから本種の飼育に挑戦しようと思っている方や、産卵が上手くいかないという方の参考になれば幸いです。

ババオウゴンオニクワガタについて

まずは本種についての基本的なデータをおさらいしてみようと思います。

ババオウゴンオニクワガタ 基本データ
学名:Allotopus moellenkampi babai
和名:ババオウゴンオニクワガタ
主な産地:ミャンマー
最大体長:83.4mm(むし社レコード2018年公表)

ミャンマーにいる黄金色のクワガタですね。オウゴンオニクワガタはけっこう亜種がいますが、その中でも最大サイズになるのがこちらのババオウゴンオニクワガタになります。
黄金色のツヤも一番輝きがあるタイプだと思います。ツヤありゴールドですね。
近年は野外品の流通も無くCB個体が出回っています。
価格も多少なり高騰している印象ですが、値段の変動はありますね。

成虫飼育の基本

本種の成虫飼育については特段難しい事はありません。温度さえ気にしていれば餌も普通の昆虫ゼリーで問題なしです。
温度は22度~25度くらいが適正範囲と考えられています。
私の飼育部屋でも大体この範囲で飼育をしています。
20度を切ったり、28度を超えるようだと少し具合が宜しくないかもしれません。

後食とペアリング

本種の個体をどのような状態で入手するかにもよりますが、ブリードできる状態になった成虫ペアがそろう事でペアリング及び産卵へと進めます。
その過程で大切なのが、ブリード可能かを見極める事です。
一般的にこの尺度になるのが餌喰い、つまり後食具合となっておりますね。

ババオウゴンオニクワガタの後食

本種の寿命は決して短くはありませんので、羽化時期が多少ずれたペアでもタイミングを合わせることができます。
後食を先に開始した個体には餌を与え続けて管理し、もう一方の個体の後食を待てば大丈夫です。

後食からおおよそですが2ヶ月くらいは待つイメージで良いと思います。
ここは期間というよりも餌をどんな雰囲気で食べているかを判断基準にした方が良いです。
ケース内を元気に歩き回っていてゼリーも良く交換しているな、という感じであればブリード可能かと思います。

※♂♀の両方が成熟するまでじっくり待ちましょう。

ゼリーのおすすめ

ちょっと小話になりますが、ゼリーは圧倒的にKBファームのプロゼリーがおススメです。圧倒的に喰いが良いですね。
産卵数が増えるとかその辺の事はわからないですが、喰いは絶対に良いのでおススメです。
ダイナステスマスターズの究極ゼリーも良いのですが、プロゼリーよりも価格が高いためプロゼリーで十分という意味合いでプロゼリーをおススメします。
このプロゼリーはゼリーの液だれも無く、固めに仕上げているのも良い点です。

ペアリング

同居でもハンドでもどちらでもイケるのが本種です。
ハンドでも割とすぐに反応してその場でペアリングしてくれることがありますので試してみると良いと思います。目で確認できると安心しますからね。
同居の場合は顎縛りをして4~5日一緒にしておけば大丈夫だと思います。
本種は♀殺しの心配はあまりないとは言われていますが、縛れるのであれば顎は縛りましょう。
♀殺しが起きると本当にショックですので、万全の体制で同居に臨みます。
同居ペアリングの場合は♂が♀をメイトガードしている様子が見られれば恐らくペアリングが上手くいっていますので指標にされると良いです。
ペアリング時の温度は24度くらいと、わずかに高くしてあげた方が個体の動きが活発になって良いと思います。

ババオウゴンオニのペアリングは短い

本種のペアリング時間は大変短いです。ヘラクレスなどは1時間近くしている事がありますが、本種は2~3分で終わったりします。
最初、これが不安になるかもしれませんが本種はそもそもペアリング時間が短い種のようですので問題ありません。
私がブリードした個体も本当に短くて不安になりましたが、そのあと普通に産卵しましたので大丈夫です。

いよいよ産卵セット

ペアリングを終えましたら続いて産卵セットを組みましょう。
本種の産卵セットには2つの方法があります。
①植菌カワラ材・レイシ材を用いた材産卵
②菌糸ボトル産卵

どちらもカワラタケ菌糸をベースにした産卵セットになります。本種の幼虫はカワラタケベースの菌糸ボトルしか食べませんので、産卵の時からこのようなセットになるわけですね。
私の環境では②菌糸ボトル産卵の方法をベースにブリードをしています。
菌糸ボトル産卵セットの組方は下記に詳しく書いていますので参照されてください。

ここではババオウゴンオニに絞ったポイントを少し書いて行きます。

♀の穿孔はとにかく待つ

本種のメスはセットした菌糸ボトルを顎で削りながら穿孔していき、その先で卵を産みます。
最初の数週間菌糸ボトルに反応せずに穿孔しなかったとしても焦らずにじっくり待ってあげる事が大事です。

この際、ケース内の湿度が高くなっているようであればケースの蓋を少しあけて湿度をコントロールしてあげましょう。
また、穿孔してもすぐに出てきてしまったり餌ばかり食べていたりと心配になる場面があるかもしれないですが我慢してじっくり待ってあげましょう(笑)。

温度は少し高めに

本種を産卵セットに入れたら温度は24度~25度くらいにしてみると動きが活発になり、産卵行動に入ってくれやすい気がします。

私の環境では26度くらいにしてた時期もあります。

セットを組んで1か月以上経過しても産まないなどの場合は温度を少し上げてみる事でスイッチが入る可能性があると思います。

削りカスが出ていればまずは安心

ボトルから削りカスが山のように出てくるようであれば、恐らく産卵していくれています。

もしくはこれから産卵すると思います。
運が良いとボトルの壁面などに卵が確認できます。

卵が見えたら次のボトルへ

本種のメスは一つのボトルに30個も40個も卵産むような種ではないため、ある程度産んだら次のセットに移行してあげる方が良いです。

大体セットしてから2か月くらい経過して削りカスが出てるもしくは卵が見えていれば次のセットに移行していくと良いと思います。
取り出したボトルはそのまま幼虫をそのボトルで育てますので大切に管理しましょう。

割出

無事にボトル内に卵を産んでいれば1~2ヶ月で幼虫が孵化してきます。孵化した幼虫をいきなり割り出す事はせずにある程度の大きさになるまで産卵セットのボトル内で飼育してあげましょう。
こうする事で死亡のリスクを減らせると私は考えています。

幼虫がある程度の大きさになりましたらボトルを割り出して幼虫を取り出してあげましょう。
取り出した幼虫はすぐに次の菌糸ボトルで個別飼育となりますので、割り出す時には幼虫飼育用の菌糸ボトルを多めに準備します。
幼虫が予想より多く出てきて菌糸ボトルが足りなくなるという事態を避けるためです。
割出方法については、ボトル切断方法をおススメします。
下記の記事で詳しく書いていますので参考になさってください。

まとめ

ここから先は【幼虫飼育編】として別途記事を投稿しようと思います。
今回は【産卵編】ということでここまでを一つの纏めとさせて頂きます。
ババオウゴンオニクワガタは非常に魅力的な種ですね。
国内種では絶対見る事のできない黄金色に特徴的な大顎と、面白い姿をしています。
温度管理さえクリアできれば飼育難易度は高くないと思いますので是非飼育してみて欲しいです。
次回は【幼虫飼育編】をいずれ!

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