こんにちわNaomiです。世の中はいよいよ年号が令和になりGWが終わりと、イベントがたくさんありましたね。
私はもっぱら昆虫・爬虫類の飼育世話と楽器の練習に追われる幸せな日々を過ごしております。
さて、今回は初挑戦のローゼンベルグオウゴンオニの飼育記事となります。
オウゴンオニクワガタは国内で飼育されている種類では主にババ、ローゼン、モセリ、あたりでしょうか。フルストルファーなんて言う高額種もいたりしますが、今の所はご縁がないです(笑)。
大宮KUWATAに参加した時にLUMBER JACKさんから購入したローゼンがエサをしっかり食べて始めましたので、いよいよブリードにトライします。
Contents
ローゼンベルグオウゴンオニについて
ローゼンはオウゴンオニの中では比較的手を出しやすい価格帯にいる種類ですね。2019年現在ですとババオウゴンはけっこう価格が高騰しています。
ローゼンはサイズに拘らなければペアで1万円以下でそろえる事ができると思います。
ローゼンは少し色味が暗い感じのゴールドでとてもかっこいい体色をしているクワガタです。
いぶし銀な感じですね。
WildかCBか
現在、ローゼンはWildも入手しやすい状況になっています。Wildと言ってもいわゆる現地飼育品となりますので♀が既に交尾済という事はなく後食していない状態で日本に入ってきてる感じです。
一方でCBは飼育者さんによってブリードされた個体ですね。
今回私が手にしたのは現地飼育品のWildとなります。
どうもこのWildというのがけっこう飼育難易度が高い?との噂がありますね。
後食を待たずに無理やり起こして海外輸送している事が関係しているのかもしれないですね。生体があまり安定していないようです。
CBの個体の方がブリードの難易度は低いのかもしれません。
後食開始からペアリングまで
私が入手した個体は♂はすぐに活動+ゼリー喰いを始めました。一方で♀の方はずっと動かずでした。
温度は少し低めの22℃前後で管理しました。
♀は♂の後食開始からおよそ1か月ほどしての後食となりました。
♀の後食からは1か月半ほど待ち、ゼリーを2~3日で16gしっかり無くなるくらいにエサ喰いが良くなったところでペアリングに移行しました。
♂の方は既にエサ喰いがしっかりしていましたので、♀の成熟待ちをしていた感じとなります。
ペアリング
ペアリングですが、最初はハンドペアリングを試みました。
しかし、これが上手くいきません。
ババオウゴンではハンドペアリングですんなりペアリングしたのですが、ローゼンはダメ。
警戒しているのか、全然いい雰囲気になりませんでした。
仕方ないので同居ペアリングを試みました。
同居ペアリングは♀殺しに注意
オウゴンオニ系はあまり♀殺しがあるという話は聞かないですが、うちのローゼン♂はけっこう凶暴です。
同居させて様子を見ているとけっこう♂が♀に対して攻撃的な雰囲気なのです。
ちょっと怖いなあとは思ったのですが、うちのローゼンは顎も短く縛るのが難しそうなため、怖いと思いつつもそのまま2~3日同居させる事にしました。
メイトガードを確認
しばらく同居させると何度かメイトガードを確認する事ができました。
ペアリングシーンを見てるわけではないですが、恐らく成功しているのではないかという事で産卵セットへと移行します。
産卵セット
今回のローゼンの産卵セットは菌床ボトル産卵を選択しました。
材よりもボトルの方が卵や幼虫の視認性が高く、卵・幼虫ツブシの確率が下がると考えているためです。
ボトルで産まなければ材に交換してみようと思います。
産卵セット詳細
産卵セットに使ったボトルは神長きのこ園のグリードSL産卵ボトルです。
この産卵ボトルを使うのは初めてなのですが、巷ではけっこう評判が良いボトルのようです。
ババオウゴンのセットで大夢Kをのボトルを使っていたのですが、菌糸の勢いが強く卵が菌糸に巻かれている様子が観察できました。
そのため、低添加で菌糸の勢いを抑えているグリードSL産卵ボトルを使用してみる事にしました。
ババオウゴンの追加セットについてもグリードSLを用意しています。
下記、産卵セットの詳細となります。
マット:普通の針葉樹マット
温度:24~25度
湿度:50~60%
穿孔を確認
穿孔している事、削りカスが出ている事は1週間ほどで確認できました。
しかし卵を発見できていない状況ですね。
ボトルの端っこに産んでくれれば見えるのですが、現在のところ産んでいるのか産んでいないのかハッキリしない状況ですね。
このまま1か月ほど放置してから、今度は大夢Kのボトルで産卵セットを組んでみようと思います。
そこで良い反応がなければ材の投入を検討します。
どうなる事やら、期待しつつ焦らずじっくりですね。